Play with Lighting by 岡安泉
「光」から着想を得てつくられた壁紙のコレクション
さまざまな捉え方の「光」から着想を得てつくられた壁紙と共に、お家でも取り入れられるアイデアが紹介されています。
いま私たちの目に見えているすべてのものは「光」を受けて成り立っています。
空間の心地よさを決めるにもさまざまな要素がありますが、光もまた重要な要素のひとつです。
IZUNI OKAYASU
1972年、神奈川県生まれ。
1999年~2007年、照明器具メーカーに勤務。
2007年、岡安泉照明設計事務所設立。
国内外の建築空間・商業空間の照明計画、照明器具のデザイン、アートインスタレーションなど、光にまつわるデザインを行っています。
純白
白い壁紙のお部屋はホワイトキューブのように可変性と柔軟性を持ち合わせてい ます。
ギャラリーのようにその場に置くものを引き立たせる効果があるので、お気に入りのものをどう見せるかを楽しむこともできます。
純黒
黒の迷光防止効果を上手く使えばホームシアターのような空間も作りやすくなります。
また寝室に使用すれば夜の静けさを連想させ、闇に包まれるような感覚でゆったりとした時間を過ごせる空間に。
階調
壁紙の貼り分けと照明の相乗効果でリラックス感のある空間を演出しやすく。
壁紙の柄は雫を抽象化したものでやさしく空間に馴染みます。
壁紙も低い位置に濃い色を使い重心を下げることでぐっと落ち着く空間になります。
高さの違う照明を組み合わせたり使い分けたりすることで同じ部屋の中でもさまざまな過ごし方ができます。
光の破片
風景とそこにある光を細分化と再配置することによってうまれたデザイン。早暁と夜の2種類の時間帯をイメージしています。
お部屋の中に外の風景の一部を取り込むような感覚で使える壁紙。時間による光や色彩の変化を包含することで風景を見る安心感が漂う空間になります。近くで見るのと離れて見るのとでも印象が変わる、変化に富んだデザインです。