フローリングについて
フローリングとは

「フローリング」というのは、一般的に、木板や木質材料による(木材をベースにした)床板のことを指します。
板の側面に本実加工という差し込むための実(さね)を付ける加工を施されています。
フローリングには、「無垢フローリング(単層フローリング)」と「合板フローリング(複合フローリング)」の2種類があります。
最近は、「合板フローリング(複合フローリング)」が一般的に使用されています。
メリットとデメリット

メリット
1.掃除やお手入れがしやすい 。
2.メンテナンスがあまり必要がない。
3.ダニが発生しにくい。
4.木のぬくもり・自然を感じられる
5.フロアタイルやクッションフロアに比べると高級感がある。
デメリット
1.足が冷えたり、足が疲れやすくなる。
2.水に弱く、水を含むと床材が膨張したり、変色する恐れがある。
3.フロアタイルやクッションフロアに比べると価格が高めです。
4 .天然木100%の無垢フローリングは、木の種類によっては柔らかいため傷つきやすい、割れやねじれや反りが起こりやすい。 また、暖房に使えないものも多く、定期的なメンテナンスが必要です。
フローリングの種類
無垢フローリング / 単層フローリング

素材に100%天然木の「 無垢材」を使用し 、その木材の厚い一枚板をそのまま加工して床材にしたものを「無垢フローリング」「単層フローリング」といいます。
丸太をそのまま加工しているので、木の質感や温もり・香りがあり、また調湿機能を持っているので、経年変化によって味わいを増します。
自然塗料などで仕上げられたフローリングは、天然木独特の芳香があり、また手触りが良いという特長があります。
素材としては、桐・スギ・ヒノキ・ブナ・パイン・オーク・ウォルナットなどがあります。
合板フローリング / 複合フローリング

複数の板を張り合わせた合板等の木材を基材とし、表面に化粧材を貼った床材を「合板フローリング」「複合フローリング」といいます。
「複合フローロング」には、合板の他に、集成材・単板積層材・中密度繊維板をはじめとするファイバーボードなど、多様な材料が用いられています。
表面の化粧材によって「挽き板」と「突き板」と「シート」の3種類に分けられます。
無垢フローリングに比べて湿度や温度の変化に強く、反りなどが生じにくいというのが特長で、 一般的に無垢フローリングよりもよく使われています。
フローリングの選び方
木材
木材の種類が豊富で、それぞれの性質・色合いは様々です

■ヒノキ(檜):水に強く、優しい色合いで高級感があります。
■ナラ(楢/オーク):年輪に沿って杢目が出るので味わい深い。
■クリ(栗/チェスナット):耐久性・耐水性に優れ保存性が高い。
■クルミ(胡桃/ウォルナット): 温かみがあるダークな色合い。
■ブナ(山毛欅): 板目に 斑点状の模様があり、優しい色合い。
■スギ(杉): 辺材部分が白く、心材は赤みのある色合い。
■カエデ(楓/メイプル ): 優しいピンクがかった色合い。
■カバ(樺):少しピンクがかった色合いで、手触りが滑らか。
■チーク: 茶系で高級感のある色合い。
■アッシュ:竹の子状の板目にすっきりとした柾目で繊細で上品。
■ニレ(楡):赤みを帯びたすっきりとした木目・不規則な小節。
■アカシア:褐色・赤・黄の濃淡がある白太の個性的な風合い。
■オーク:力強い木目・ 独特の文様「虎斑(とらふ)」の杢。
■シカモア:角度により独特の光沢を放つ木肌・絹のような質感。
■ブラックチェリー: きめ細かく艶やかな木肌・やわらかな木目・赤みがかった部分や 淡い黄味の部分など材色の変化が特徴的。
機能
抗菌・抗ウイルスのフローリング

くしゃみ・咳、会話時の(ウイルスを含んだ)飛沫は、最終的に特に床に多く着地し、更に人やペットの動き・空気の流れ等によって部屋中に拡散されるため、感染のリスクを伴います。
床を水拭きすると、かえって床にすり付けてしまうことにもなりかねません。
抗菌・抗ウイルス性能をもつフローリングは菌やウイルスを軽減してくるので、リスクも軽減されて安心です。
土足用フローリング

天然木の美しさと耐久性を兼ね備えた、土足対応フローリングです。
WOODTECの商品(メッセージハード)。「ハード」という名にふさわしい堅牢性を備えています。
土足で利用される場所に最適な床性能を徹底的に考えて生まれた天然木フローリング。
天然木のぬくもりや安らぎも感じられ、空間を優雅で上質に演出できます。
ペット対応フローリング

椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼を起こしやすい犬種にとって「滑る床」は厳禁!NGです。
ペット対応フローリングは、滑りにくい塗装仕上げになっています。また、木肌そのものの感触と耐久性も実現した優れものです。
ペットと共生する快適な空間づくりのお手伝いをします。
色・デザイン
フローリングの代表的な色合いは5色

代表的な色合いとしては、ホワイト系、ライト系、ミディアム系、ダーク系、グレー系の5色があります。
ホワイト系:お部屋を明るくみせてくれます。インテリアとも合わせやすく、人気の色あいです。
ライト系:控えめな明るさを演出してくれます。一番人気の色合いです。 他のインテリアが同色系の場合は統一感があり、また他が濃い目の場合はメリハリが効いたイメージになります。
ミディアム系: 白っぽい色より 落ち着いたイメージを演出してくれ、また汚れが目立ちにくく、頻繁に掃除しなくて済みます。
ダーク系:重厚感があります。同系色の家具と合わせると統一感・高級感を演出してくれます。
グレー系:他の色合いより珍しく「個性的でクール」というイメージになります。黒っぽい家具などと合わせると重厚感も演出できます。
挽板ヘリンボーンフローリング

「挽板」とは、天然木を2~3mmの板状に切り出したものです。
天然木のフローリングは、見る角度・光を受ける角度で表情(見え方)が変わります。
V字型に施工されたヘリンボーンは特に表情の変化が顕著にあらわれますので、その変化を存分に楽しむことができます。
スケアブロック

正方形の意匠が、床にリズミカルな印象を与えてくれます。
WOODONEの商品。使われている素材は、ナラ・ブナ・サクラ(カバノキ)で クリア塗装です。
木質本来の味わい深さと高い耐久性を実現しています。
断熱・防湿・吸音効果もあります。
フローリングの張り替えについて
張り替えの時期
15~20年程度が張り替え時期の目安ですけれど、フローリングの耐用年数は30年ぐらいです。
細めなお手入れで耐用年数を延ばすことができるので、30年経ってもそれほど痛んでいない場合は、それ以上でも大丈夫です。
張り替えの費用
フローリングの単価によりますけれど、相場的には、6畳で「9~18万円 」ぐらいになります。重ね張りした場合は2~3割ほど安くなります。エーラインでは「9,900円~ / ㎡」にて張替えさせていただいております。
フローリング張り・張替えはエーラインにお任せください。
フローリングのメーカー
WOODONE

株式会社ウッドワン
1935年創業・1952年設立の株式会社ウッドワンは、無垢フローリング・ 挽板フローリング 、室内ドア、階段など住宅建材、システムキッチンなどの住宅設備機器をトータルコーディネートで提案しています。また、ニュージーランドで植林を続けるなど「木からの創造」を行っています。
WOODONEのフローリング
無垢フローリング・挽板フローリング・突板フローリング、 学校・体育館・店舗用フローリングも豊富に取り揃えています。また、抗菌・抗ウイルス加工したものや、床暖房に対応したものもあります。
WOODTEC

朝日ウッドテック株式会社
1935年創業・1952年設立。「銘木」の持つ力を引き出す技術を100年以上に渡って受け継いでいます。「木」の可能性を最大限に引き出し、人々の暮らしに「革新的な価値」を提供する「需要創造型企業」を目指しています。
WOODTECのフローリング
保育園・幼稚園向けのフローリング、抗ウイルス性能を付与した天然木フローリング、転んだ時の衝撃を吸収する直貼フローリング、無垢材挽き板を使用したヘリンボーンフローリング等、ラインナップが豊富で、抗菌・抗ウイルス性能をもつ商品、土足用、ペット対応・暖房対応商品もあります。
EIDAI

永大産業株式会社
1946年設立、 住宅資材及び木質ボードの製造・販売を行っていて、創業当初から木とまじめに向き合ってきたからこそ、木の力を信じ、木と暮らすことの心地良さを伝えてきています。「木と暮らすことのしあわせ」を届けてくれる企業です。
EIDAIのフローリング
天然木の美しさ・豊かな表情・質感・個性を独自の技術で追求した「銘樹」は、確かな高級感と上質感あふれる味わいが引き出されています。抗菌加工・抗ウイルス加工された商品もあります。